Mac で動画にバイリンガル字幕を付ける方法

字幕のない外国語の動画に、翻訳先の言語が上、原文が下のバイリンガル字幕を付けたい。そんなときの流れを順に説明します。最後は 1 つの .srt ファイルになり、CapCut、Final Cut Pro、IINA のどれでも使えます。例は「英語の動画 → 日本語」ですが、あくまで例で、言語は変えられます。

まず、何を作るのかをはっきりさせる

「字幕を付ける」には 2 通りの結果があり、作り方が違います。

先に SRT を作ってから焼き込みを決める順番が、いちばんやり直しが少なくて済みます。確認のときに直すのはテキストで、動画を再レンダリングする必要がないからです。

全体の流れ

流れの図:動画ファイル、ローカルで音声認識、字幕の区切り、翻訳、バイリンガル SRT に統合、編集ソフトやプレーヤーに読み込み
イメージ図(合成):動画ファイルからバイリンガル SRT までの 5 つの段階
  1. 音声認識音声トラックを、時間情報付きの原文テキストにします。ここが品質の下限を決めます。聞き間違えた語は、翻訳でもそのまま間違います。訛りが強い、BGM が大きい、専門用語が多い動画では、認識の誤りが目立って増えます。
  2. 字幕の区切り認識結果は長い 1 本の文字列です。間と句読点で 1 件ずつに区切り、1 件の表示時間は 1~7 秒ほどが目安です。単語の途中で切れる、1 件に 3 行入る、という場合は、この段階がうまくいっていません。
  3. 翻訳1 件ずつ翻訳先の言語にします。1 件ずつだと前後の文脈が失われるので、代名詞や省略された文に注意が必要です。機械翻訳は、数字、人名、製品名でいちばん間違いやすくなります。
  4. バイリンガル SRT に統合同じ時間コードの下に 2 行を置きます。上が翻訳先、下が原文です。上の行が長いとスマートフォンで折り返されるので、短めにします。
  5. 読み込みと確認SRT を編集ソフトやプレーヤーに入れ、映像と見比べて、固有名詞や区切りを直します。

Mac で Twinsub を使う場合

Twinsub は、上の最初の 4 段階を 1 つのウインドウにまとめたものです。

  1. 動画をドロップするいくつでも同時に入れられ、順番に処理されます。
  2. 終わるまで待つ認識は Whisper large-v3-turbo が Mac の中で動かします。翻訳元の言語は自動判別(手動選択も可)、翻訳先は自分で選びます。翻訳は macOS 標準のオンデバイス翻訳で、使える言語の組み合わせは Apple のオンデバイス翻訳の対応状況によります。初回は音声認識モデルを一度ダウンロードし、その後はオフラインで使えます。
  3. 動画の横でファイルを受け取るバイリンガルの 動画名.翻訳先-翻訳元.srt(例:Interview.ja-en.srt。翻訳先が上、翻訳元が下で、設定で入れ替えられます)と、翻訳先だけの 動画名.翻訳先.srt(例:Interview.ja.srt)ができます。

出力は字幕ファイルだけです。画面への焼き込みはせず、字幕エディタも内蔵していません。確認は、使い慣れたテキストエディタや編集ソフトで行ってください。SRT 字幕の確認と修正のしかたもご覧ください。

Twinsub は Mac App Store に近日登場します。必要なのは macOS 26 以降、Apple シリコン搭載の Mac です。無料版は動画ごとに最初の 10 分 を処理でき、買い切りで時間制限がなくなります。

Twinsub を使わない方法

例:バイリンガル SRT はこんな形

実際の出力の最初の 2 件です。テキストファイルなので、どのエディタでも開けます。

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本日は、あなたにお見せしたいと思います
Today I want to show you

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小規模なチームが有用な製品を構築する方法
how a small team can
build a useful product

更新日:2026-10-11。 Twinsub のトップへ戻る